時給を自分で決める家事代行スタッフ、半数が引き上げ タスカジ調査

家事代行マッチングサービス「タスカジ」を運営する株式会社タスカジは、ハウスキーパーが報酬の時給を自分で設定する働き方について、2026年9月に追跡調査を行い結果を公表した。時給を引き上げた人は50.7%で、引き上げた人の半数は月間の手取り収入が増えたと答えている。最低賃金の引き上げが続く中、個人事業主の値決めの実態を示す調査となった。
調査の概要
調査は2026年9月11日から19日まで、タスカジに登録するハウスキーパー「タスカジさん」にメールでWebアンケートを配信して実施した。有効回答は67件で、同社は登録者全体を代表する数字ではないと断っている。タスカジは2026年4月に報酬プランの制限をなくし、最高で手取り時給3,000円まで自分で設定できるようにしており、今回はその制度変更後の変化を確認した形だ。
引き上げた人の収入と依頼者の反応
時給の設定は、引き上げた人が50.7%(34名)、据え置いた人が34.3%(23名)、その他が13.4%だった。引き上げた理由(複数回答)は、スキルや実績に見合った適正価格だと感じていたが67.6%で最多。責任感やモチベーションを高めるため、物価高など生活コストの上昇に対応するための2項目が、それぞれ47.1%で続いた。月間の手取り収入が増えたと答えたのは全体で26.9%、時給を引き上げた人に絞ると50.0%(17名)で、減ったと答えた人はいなかった。定期の依頼者に値上げを伝えた12名のうち11名は、依頼者のほとんどが継続したと回答している。同社は、実際に時給を上げた人の依頼者離れは3.7%にとどまったとしている。
据え置いた人の理由と意識の変化
据え置いた22名の理由(複数回答)は、依頼者からの要求やプレッシャーが高くなると感じたが36.4%、新規の依頼が減る懸念が31.8%、既存の定期依頼者が離れる不安が27.3%だった。仕事への意識では、モチベーションややりがいが高まったと答えた人が49.3%、プロとしての仕事をより意識するようになった人が46.3%。一方で責任感やプレッシャーが強くなった人も35.8%いた。モチベーションの平均スコアは、引き上げた人が4.03、据え置いた人が3.09だった。
概要
- 調査主体
- 株式会社タスカジ(東京都港区)
- 調査期間
- 2026年9月11日〜9月19日
- 調査方法
- メール配信によるWebアンケート
- 有効回答数
- 67件
- 報酬の上限
- 手取り時給3,000円(2026年4月から自己設定可)
出典: 株式会社タスカジ「最低賃金引き上げの秋、家事代行マッチングサービス『タスカジ』がハウスキーパーの値決めを調査」
プレスリリース原文
