おチエさんの「介護なやみ相談」(3)<1/2>

2021/05/12

介護を巡っては、多くの人が他人に言えない「なやみ」を抱えています。ゆうゆうLifeでは、悩みを共に考えられる場を提供し、ともに考えたい、と連載を始めました。回答してくれるのは、千葉県柏市で介護事業所「あいゆうデイサービス」を運営する介護福祉士の内田千恵子さん(71)。〝おチエさん〟の活動についてはこちら(https://youyoulife.jp/human/3582/)で詳しく紹介しています。

■介護終わったが、姉妹を許せない自分がいる

【なやみ】

夫とは7年前に死別し、現在はパートで生活しています。認知症の母を1人で介護しましたが、2017年に亡くなりました。私は四姉妹の三女で、姉妹は弱った母を見たくない、と金銭的な援助も含め介護に一切協力しませんでした。私一人で医者の話を聞き、治療の決断をして苦しかったです。一緒に考えて欲しかった。現在は姉妹とほぼ絶縁状態ですが、母の治療に対し、「私の選択・決断は正しかったのか。死期を早めたのでないか」などと罪悪感がわいてきます。他の姉妹は、母の存命中に私から母の急変の電話にビクビクしていたようで、その電話がなくなり、落ち着いた生活をしているようです。

私の生活は、母の蓄えだけでは間に合わず、私の貯金を取り崩し、自分の将来が不安になりました。金銭的に苦しいと姉らにこぼすと、「苦しいなら、パートすれば」と簡単に言われ、とても悲しかったです。

母は「姉妹仲良くしてね」と遺言に書きましたが、このような気持ちをどのようにしたらいいのか―。私は難病を抱え、体調を崩す事もありますが、母の事を思いだし、鬱気味になる事があります。そんな時、姉妹への恨みのような気持ちが生まれ、自己嫌悪におちいり苦しいです。姉妹を許したい気持ちと許せない気持ちの間で悩んでいます。(東京都・S)

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