「介護のリアル」トークイベント第2弾 戸塚純貴さんのトークに大爆笑

2023/03/20

俳優、戸塚純貴さんが介護現場を訪ね、介護スタッフや介護される人々と交流する姿をとらえたBSフジのドキュメンタリー「介護のリアル~まちから、ひとから、しごとから~」。昨年10月から12月まで全6回にわたって放送され、好評を得た。その番組関連のトークイベントが3月4日、東京・台場のフジテレビマルチシアターで開催された。昨年11月に続く同イベント第2弾で、戸塚さんや介護福祉士ら介護の現場で働く方々がゲスト出演。前回上映しなかった放送回を振り返りながら、戸塚さんらのトークが弾み、会場では、介護の仕事に関心を持つ人や多くの戸塚ファンが〝介護のリアル〟に耳を傾けた。

まず、スクリーンには、東京都品川区の有限会社新井湯が運営する介護事業所「湯~亀(ゆ~き)グループ」の様子が映し出された。ここは、公衆浴場がデイサービスを行っており、戸塚さんが実際にお年寄りの背中を流すなど利用者と触れ合う模様が伝えられた。
「ぼくも一緒にお風呂に入りたかった」と戸塚さんは会場を笑わせながら、「みんな気持ちよく入っていて、こういうのがあるといいなって思いました」と体験を振り返り、実際に働く介護職スタッフについては「ぼくと同世代の人がしっかりと介護をしているのがすごいと思いました」などと感想を語った。

新井湯の代表取締役の新井重雄さん(右)の熱いトークに耳を傾ける戸塚さん

ゲストで登場した新井湯の代表取締役の新井重雄さんは、戸塚さんの〝仕事ぶり〟に感心しながら「銭湯はひとつの文化遺産」などと、地域住民の交流の場ともなる意義について語った。

続いて登壇したゲストは、東京都大田区の複合介護施設「サンタフェガーデンヒルズ」を運営する社会福祉法人善光会理事で最高執行責任者、統括施設長の宮本隆史さん。ここは介護の現場に最新のIT技術を導入しており、会場にはその様子を伝えるビデオが上映された。
戸塚さんは、人の労力を減らすSCOP(スコップ)と呼ばれる最新機能に目をみはった。
宮本さんは「(介護現場では)利用者の体温、血圧などの記録やメモを取ったものをシステム入力するなど手間が(時間が)かかる。(SCOPは)データ化もできますし、時間がすごい短縮できます」と介護職の負担が軽減されることなどを説明した。

取材時のビデオを熱心に見る戸塚さん

ゲストとのトークセッション後は、会場からの質問に新井さんや宮本さんが答えたが、介護の仕事などを通してそれぞれが感じる「座右の銘」を問われ、宮本さんは「一期一会(いちごいちえ)」、新井さんは「人間万事塞翁が馬」と答えた。これに対し、戸塚さんが、ある一言を発すると会場から爆笑が沸き起こった。さて、どんな発言をしたのか―。

右からゲストの宮本隆史さん、新井さん、戸塚さん、司会のフジテレビ川野良子アナ

この日のトークイベントの模様は、下記の動画で視聴できる。

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